我闘姑娘 新木場大会

久々の観戦。そういえば前回の観戦記は結局書けなかったなあ。試合後にちーはしの結婚式の二次会に行くためにスーツで出発。さすがに1st Ringは板橋よりキャパが大きいためチケットにも多少余裕あり。
今回は最強少女決定戦のため、特別なルールの試合が多い。
第1試合 イリミネーション式時間差バトルロイヤル
参加者はデビュー順に入場。勝者と敗者が抜けていき、勝者5名+最後にリングに残った3名が第2試合のトーナメントに進出。入場はさくらと零で試合開始後に舞、りーちゃん、はるひー、あおい&夏樹&あいか、ひなた、きのこ、美紀さん、みくんこ、ひかりの順。
最初に勝ち抜けたのはアイアンマンヘビーメタル王者のあいか。小学生組は同盟を組んでるとおもいきやいきなりきのこを裏切りジャックナイフでフォールを取った。続けて零がひなたを、夏樹がひかりを場外に落として勝ち抜け。美紀さんも膝の悪いあおいにナガタロックI風の関節技で大人気なく勝利し残り1名が負け抜けということに。
さくらとりーちゃんが協力して舞を場外へ落とそうとするところで、邪魔をさせないためにさくらがはるひーに「初勝利のチャンスだ」と悪魔のささやき。すっかりその気のはるひーは連続逆さ押さえ込みで攻め込むが一瞬のスクールボーイで逆に丸め込まれて連敗記録を伸ばした。
トーナメントの対戦相手は勝ち抜いた順に指名していく。
Aブロック一回戦第1試合 あいか×石井美紀
「一番よわいから」と美紀さんを選ぶあいか。ベルトがほしい美紀さんは立ちあがりから一気に攻めようとするがコーナーからのセントーンを自爆し、逆にジャーマンであいかが防衛した。
Aブロック一回戦第2試合 零×市井舞
「いちばん嫌いだから」と舞を選んだ零。今日の舞はあきらかに動きが悪いね。太ももにごつくテーピングをしていたのでかなり負傷していた模様。が、やっぱり二段蹴りハイキックで頭にいいのがいくと、一発で逆転されるのが舞の怖いところ。何とか逆転勝利をみせた。しかし零の飛び技は板橋では天井にあたりそうで怖いんだけど、ここだと安心して見られるなあ。
Bブロック一回戦第1試合 夏樹☆ヘッド×早乙女未来
「楽に勝ちたいから」とみくんこを指名する夏樹。りーちゃんとのシングルの方が見たかったよ。あっさりと反転式のヘッドドロップで勝利。
Bブロック一回戦第2試合 さくらえみ×高橋李佳
さくらとりーちゃんといえば旗揚げ戦のカード。どれだけの成長をみせられるかがポイント。りーちゃんはしっかりと体を作っているし、動きも軽やか。自分内一番の期待株。今年高校受験で出場頻度下がったりしたら悲しいなあ。しかしやっぱりさくらの壁は高い。決め技が旗揚げ戦と同じシュークリーム固めだったのは意識したのかな。個人的本日のベストバウトだった。
Aブロック二回戦 あいか×市井舞
あいかに何もさせずに舞の勝利。……うーん、勝利にこだわったのかな、とここでは思ったんだけど。
Bブロック二回戦 夏樹☆ヘッド×さくらえみ
夏樹は我闘姑娘で再デビューした直後は、頭突きにこだわるとは言っても単調な試合の組み立てだったのだけど、今ではバリエーションも増えて組み立ても上手くなって面白い試合ができる子になったなあ。それに対してさくらはさまざまなバリエーションの複合関節技で攻め込む。違った頭の使い方をしろって意味にも思えたんだけどどうだろうね。
決勝は舞とさくらがそれぞれパートナーを選んでのタッグマッチ。舞ははるひーを選ぶ。えー、勝ちたいんじゃなかったのかよー。さくらは順当に夏樹をパートナーにした。
メインイベント 市井舞&春日萌花×さくらえみ&夏樹☆ヘッド
みんな思っていたと思うけどやっぱり最後をタッグにした意味が不明。あんまり夏樹が攻め込むからこのまま夏樹がとってもさくらが優勝なのかなーとか思ったし。
舞の動きが悪いのは相変わらずで、夏樹を場外に連れ出すものの椅子での殴りあいで流血したのは舞の方。はるひーもがんばってはいるけど空回りしてるしなあ。必死で舞がキャメルクラッチかけているのを無理にどかして舞組ポーズを狙うのはどうよ。テンパっていた舞をいつものペースに持って行きたかったのかね。最後はさくらのダブルアームドライバーで終了。
なんかもうひとつもやもやしたものが残った試合だったけど、試合後のマイクもそれに輪をかけてもにょる。いつもハッピーエンドとはいかないだろうけど、客前に出すものじゃなかったような。
が、最後でやってくれた。アイアンマンのベルトを手に入れたさくらが「八年ぶりのシングルのベルト」とか言ってマイクを握っているところにはるひーが現れて逆さ押さえ込みを狙う。なんとかキックアウトするがそこに現れたあいかが見事にジャーマンを決めて王座に返り咲いた。
「プロレスラーは最後まであきらめません」だってさー。前回の世代交代宣言といい、すごい小学生……は卒業したけど、凄い子供たちだ!