EXPERT新世代編 新木場大会

6時に開始だったので5時半に松屋で軽く食べてから入場。この会場規模だとジュニアオールスターでもオリジナルのパンフ出せないのが寂しいよな。
入場セレモニーで19選手が揃う。MARUが挨拶、ホントに念願かなっておめでとう。
エキジビジョンマッチ 斎藤啓子(JDスター)×桜花由美アストレス
斎藤啓子の復帰戦。JDスター離脱後すぐに怪我をしちゃったんだっけ。桜花は最近どんどん良くなっているから相手は厳しいかな、と思ったけど概ねそのような展開。しかし復帰できた喜びが伝わってくるような動きで、5分間のエキジビジョンはあっというまに終了。その後タッグパートナーのMARUもリングに上がり桜花に合体技をかけたりする。復帰おめでとう、JDスターに再所属とのことなので今後も格闘美で見られることが増えそうなので楽しみだ。
第1試合 木村響子JWP)×市井舞我闘姑娘
木村響子は初見だけどいわゆるブロディ的野人スタイル。大柄な体格とあいまってなかなかの迫力。最近ゴングを読んでいてビッグマウスが気になったけど、同世代(2003年デビュー)の中では体格の利もあって抜け出しているかも。市井も相変わらずの受けの上手さとタイミングよく入る丸め込み(雪崩式の回転エビはかなり良かった)、そして何より感情の伝わる動きで攻め込むもののあと一歩……までも届かなかったかな。変形キムラロック(ジャイアンバックブリーカーとアームロックの複合技?)で木村響子が決めた。そういえばロープエスケープはEXPERT方式の2箇所ロープタッチではなく通常のプロレスルールだった。まあ多団体でのイベントじゃそういうものなのか。
第2試合 闘牛・空(AtoZ)×竹迫望(IWAジャパン
空はしっかりGAMIのスタイルを受け継いでいるなあ。ネタも客イジリもまずまず。GAMIのアレは「1000の技を持つ女」に裏付けられたモノだってことは忘れないで欲しいけど。竹迫のセコンドには同じIWAジャパンチョコボール向井。うぉ、チョコさん見るの久しぶりだ。アパッチ軍とかどう思ってるのかなー。空はチョコさん見つけて「新聞で見た人がいるー」ってひでぇや。駅弁固め(正確にはフロント振るネルソンじゃないので違うけど)も出してみたり。竹迫はこれをちゃんと自分に向かせるようにできないと辛いね。
第3試合 秋山恵(アストレス)×渡辺えりかJWP
えーと渡辺えりかって橋本真弥っしょ。一旦離れていたとは言ってももうジュニアのくくりじゃないのではなかろーか。渡辺を見るのはずいぶんと久しぶりというか、すっかり前の印象は頭から抜けているのだけど動ける大型選手という感じ。コーナーを使った技もいろいろ見せていたし。秋山も吉田仕込みの関節で攻め込むけどどうも単発で流れを変えられず。最後は渡辺のストレッチ技で決着。
ここで休憩。斎藤啓子がリング掃除してたので復帰おめでとうを伝えておく。やっぱり格闘美で固定タッグができるようになるとまた広がりができるしね。
第4試合 風香(アストレス)&渋谷シュウJDスター)&X→木村ネネ(JDスター)×お船K-DOJO)&アップルみゆきK-DOJO)&MICKEY☆ゆか(M's Style)
お船ちゃん、アポたんときて山縣が出なかったのは残念。女子プロ団体にはあがらない宣言とかしてたっけねえ。凱旋帰国のネネは渡米後ちゃんと試合をしていた模様。ホーガンムーブで入場してきた。最近格闘美では大分試合慣れをした感じだった渋谷だったけどさすがにデビュー3ヶ月じゃ辛い。6人タッグという試合形式、さらにリードしてくれる先輩もいないという状況だと戸惑ったところも多かったんじゃないかな。途中でつかまってしまったのはしょうがないとしても、その後も一人でがんばろうとしてしまったところが減点。ネネはこれでかなり出番が減らされた感じ。対戦相手のお船ちゃんがかなり苛立っていたように見えた。最後は風香にお船DEピョン(ダイビング延髄ニー)→アップルバスター(ファイナルカット)でK-DOJO組の勝利。風香は始終肩や首を気にしていたようだったので大丈夫かね。西口プロレスアストレス同窓会、DDT参戦とこれから立て続けになりそうなのに。そういえば今日はMICKEYはいつもほどの冴えが無かった希ガス
第5試合 桜花由美アストレス)×松尾永遠(NEO)
格闘美のエースと言っていいであろう桜花が松尾を迎え撃つ。ホームリングということもあって堂々とした態度。対する松尾もやる気満々でなかなかの感じ。試合は体格に勝る桜花がやっぱり有利か。足が長いとロープへ逃れるのにも便利だわ。松尾も押し返す場面もあったが、最後はきっちりサクラドロップ☆スーパーで決めた。やー、やっとJD側の選手が勝ったよ。主催側が全敗じゃちょっと立場がないと思っていただけに一安心。
第6試合 MARU(JDスター)&亜沙美(アストレス)×玲央奈(AtoZ)&米山香織JWP
MARUはこの大会の主導者だけにしっかりメインに自分を連ねた。そうあるべきだし、そうじゃなきゃプロレスラーなんてやってられないよな。対するはこの面子の中では頭ひとつ抜けている感じのする玲央奈と米山。特にやっぱり玲央奈がいい。この大会のMVPかな。対するMARU&亜沙美はどちらも欠場明けってこともあって動きは万全じゃなかったかも。しかし(特にMARUは)気迫を前面に出してそれを気にさせないようにしてくれた。最後は玲央奈セントーン→米山のマッドスプラッシュ→玲央奈のLEO-NAストーン(スワントーンボム)で決着。大会のメインにふさわしい内容だったと思う。
試合後は亜沙美とMARUのマイクで締め。いや、実に楽しめた。この未完成の選手たちが今後またどんな風になっていくかがまた楽しみ。ってことで今日はMARUの写真で締め。