WWEスマックダウン武道館大会

1万円の武道館2階席にしてはなかなか見やすい席。通路のすぐ後ろなので前の人を気にせず足を投げ出せるし。この前のドームといい、割と席運がいいかも。

第1試合 フナキ×スパイク
前に来たときはヒール扱いだったからブーイングが飛んでいたフナキだけど、今回はナンバーワンアナウンサー。大コールで迎えられる。スパイクもだいぶプロレスが上手くなった感じで抱え込み式のバックドロップはなかなかだった。最後はダッドリードッグを切り返しての逆さ押さえ込みでフナキの勝利。

第2試合 ビリー・ガン×ジンドラッグ
ナルシストヒールで売り出してるジンドラッグは入場時に鏡を見ながらポージング。わはは、ディーノが食いつきそうだ。しかし不安なくらい腹のあたり細いね。ビリー・ガンはさすがに日本にも慣れているので客の乗せ方は上手い。一度はよけられたもののフェイマサーを見事に決めた。

第3試合 RVD&ミステリオ×ジェイミー・ノーブル&チャボ
究極のベビーフェイスと言ってもいいRVDの登場は、ここで出てくると思っていなかったこともあって大盛り上がり。そして今日はミステリオも絶好調でミステリオラナ、2人まとめての619を決めて見せた。ノーブルはかなり割り食った感じだったかも。最後もRVDのファイブスターとミステリオのレッグドロップの同時飛行からダブルフォールで空中戦を制した。

第4試合 ハース×ルーサー・レインズ
かつてのチーム・アングルだったハースがこうやってアングルの車椅子押し役のレインズとやるのも面白い。が、試合内容は今ひとつかな。ベンジャミンがロウでブレイクしただけにハースにも頑張って欲しいところなんだけど。

第5試合 ジ・アンダーテイカー×ダッドリーズ
いやー、デッドマン・アンダーテイカー復活。昔両国で白使とやったのを見たことがあって、あの時はテンポもムーブもイマイチ乗り切れなかったんだけど今回はもう迫力もカリスマ性も凄い。ダッドリーズは最初から手も足もでないといった感じにおびえて見せ、合体技も振るわず。喉輪&ツームストンで2人ともKO。いやー格好いい。しかしデッドマンになってラストライド使わなくなったのはちょっと残念かも。

第6試合 シナ×デュプリ
シナは日本でもマイクやってくれるから好きだー。巨人の1番、王のユニフォームで入場し、マイク。なんとか聞き取れた範囲では「アングルにベルトを取られた。ナベツネみたいなヤツだ」みたいな感じ? 試合はまあ無難に。シナがFUを決めてフィニッシュ。

第7試合 キッドマン&ロンドン×スタンボリ&ナンジオ
FBIで出てくるとは思わなかったので儲けたって感じ。キッドマンとロンドンはタッグチャンプとしては体が小さいけど動きはいい。最後はロンドンのファイヤーバードで決めた。キッドマンの必殺技がシューティングスターだからいい組み合わせかもな。

第8試合 ドーン・マリー×トリー・ウィルソン
えーと。コーナー串刺しナックルから突き落とされてそのままフォールって……。動きも悪いし今までの試合が内容もなかなかだっただけにちょっと勘弁。ディーバはこの位置でやれるもんじゃないだろーに。せめて貴子を使ってくれれば。

メインイベント JBL×エディ
試合自体はそこそこ……だったのだけど。試合途中でアングルが車椅子に乗って登場。エディがスイングDDTを決めたところで足のギブスを外してリングにあがりエディにストンピングの嵐。そこで反則裁定が下ったのだけど、JBLと2人がかりでの暴行は続いていた。そこに「ゴーン、ゴーン」とともに照明が落ちる。テイカーが来た!! アングル側もジンドラッグやレインズなんかが上がってくるがチョークスラムツームストンでばったばったとなぎ倒す。慌てて逃げようとするアングルの行く手をふさぐのはシェーン・マクマホン。シェーンキター。 シェーンの宣言により明日のメインが変更されJBL&アングル×テイカー&エディのタッグマッチになる。ちくしょー、2日連続なんて来れないっての。

しかし日本でアングル復帰戦をやるとは。今まで日本でタイトル戦があったとしても移動することはなく、こんなサプライズが起こる余地はないと思っていただけに余計にびっくりした。これも日本市場をWWE側が重要視している証拠か。アングル復帰戦が見られなかったのは残念だけど、このサプライズを味わえただけでも十分満足か。
あと、今回は全試合終了したのが8時半くらい。前回が10時回っていたのを考えるとびっくりするくらい早いが、下手に日本風のレスリングを見せようとしなかったのが帰ってしまりのある展開だったんじゃないだろうか。内容が充実していれば短いのなんて気にならないしね。