NOAH東京ドーム大会

AJRから来週のWWEのチケット受け取るために会ったのだけど、折角この日に休みなのだから行ってみようということに。ドームならアリーナでもなきゃ見えないのは一緒、ということで5000円の2階スタンド席にした。普段からNOAH見ているファンってわけでもないし。
チケット購入後はヴェローチェで時間をつぶし、DDTステーキで夕食。AJRの口からでるのは某プロレスゲームの不満ばっかりか。最近セミリタイア状態の自分に言われても……と思わなくもないけど、むしろちゃんと参加しとけ。
いよいよ開始、とは言っても前半はまあこんなもの、といった試合が続く。問題は後半タイトルマッチ5連戦。

第6試合 GHCジュニアタッグ 丸藤&KENTA×杉浦&カシン
やはりみんなが注目するのはカシンの一挙手一投足。コーナーを駆け上っての雪崩式腕ひしぎにしびれる。しかしやっぱりカシン。仲間割れで残念ながら敗退。いやチャンピオンチームの爆発力はすごいや、不知火のパターンも何種類あるんだ、あれは。

第7試合 GHCジュニア ライガー×金丸
ここで金丸が負ける道理はないが、どうにかしてライガーには丸藤を引っ張り出すところまでやってもらいたかったなあ。お互い必殺技が垂直落下式ブレーンバスターなわけだけど、ライガーは他の引き出しも多い。掌打、浴びせ蹴り、雪崩式フランケン、グランドコブラ。金丸はそれほど技の種類は出さなかったけど、最後はこだわりの垂直落下式ブレーンバスター2連発(2はつめは旋回式)でフィニッシュ。うーん残念。

第8試合 IWGPタッグ 高山&鈴木×力皇&森嶋
やはりワイルド2のもっさり感は、前2試合がジュニアだっただけに余計に感じるな。鈴木は試合前インタビューでも言っていたようにスピードにこだわっているようで、よけまくる。高山のバックドロップに合わせた逆落としには驚いた。いい合体技だなあ、なんか名前付けたくなるような。最後は高山がエベレストジャーマンで決めた。

第9試合 GHCタッグ 三沢&小川×武藤&太陽
どれだけの人間がこの試合を楽しみにここに来たんだろう。そしてそれに応える2人の社長。いやもう出し惜しみなしね。早々と武藤が小川にエメラルドフロウジョンを仕掛けると、その立ち上がり際に三沢がシャイニングウィザード。うお、燃える。三沢はエルボースイシーダまで出すサービスぶり。最後は太陽がブレーンバスター式のエメラルドフロウジョンを食らって終了。続きが見てえっ。

第10試合 GHC 小橋×秋山
絶対王者小橋建太。始まる前はどんな呼び名だよと思っていたけど、まさかこれほどとは。卑怯なことや、姑息なことや、計算ずくなことや、悪いことや。とにかくネガティブイメージとはまったく縁のない試合運び。相手を正面から受け止め、全て耐え切り、粉砕する。秋山が王者になれなかったのは絶対に本人のせいじゃない。エクスプロイダーの連発。雪崩式奈落エクスプロイダーなんて死んだと思った。執拗なネックロックで落ちたと思った。しかし小橋はそれらを全部受けて立ち上がる。
NOAHのドームの話が出たときに、一時サップが相手をするという話が流れたけど、サップなんかじゃ相手にならないだろうと思わせるその力。絶対王者にふさわしいその試合運び。誰がこの小橋の相手を出来るっていうんだろう。
それほどすごい防衛戦。豆粒のようにしか見えない2階スタンドにまで届いて、貫いていった。
来てよかった。ありがとう、小橋。