冬木軍後楽園ホール大会

3月の後楽園も行ったけど日記再開前だったので感想書いていなかったような。
5・5の川崎で活動停止となる冬木軍。後楽園ホールも今回が最後になる。当日券を買いに並ぶも特リンは売り切れ。残念だけど客が入るのはいいことだ。

第1試合 DJニラ×X
冬木軍では久々になるニラの試合。相手はなんと男色ディーノ。ある意味レザーフェイスやDNAより怖い長い入場の間、ニラがディーノの入場曲にあわせてずっと踊っていたのが気になった。
ディーノの提案により試合前に両者が古代インカ帝国に伝わる毒を飲み、勝者だけが解毒剤を手に入れられるというデスマッチに。
健闘したもののツームストンのパンツドライバーでディーノの勝利。しかし漢心に漢が惚れたとディーノはニラに解毒剤を渡し、今日は自粛で試合のないチョコさんとの試合を希望した。

ここで金村、雁之助、非道登場。金村は黒田が自分より田中=ZERO-ONEを選んだと言って本気で怒っている様子。うわー、FMW崩壊以降、ずっと一緒にやってきたのにこんなかたちで最後ぐだぐだになるのはいやだー。いや田中と組むのは自分もいやなんだけど。

第2試合 佐々木貴&吾作&下田大作×折原昌夫&怨霊&GOEMON
WEW所属となってからは冬木軍興行で第1試合の定番となった大作。いっつも他団体の選手とやってばかりで逆にWEWの選手と試合したことないんじゃなかろうか。吾作はなんかだいぶ体絞って動きがよくなっていた気がする。佐々木は赤レンジャーズごと蛇界に合流したと聞いたけど多咬刺にはなってないのね。
この試合のMVPは大作と言っていいんじゃないか。一人でつかまる場面が延々続いたが驚くくらいの粘りを見せてくれた。最後は怨霊クラッチにとられたけど、これなら仕方がないってとこまで見せてくれたので満足。
冬木軍が興行やめるようになったら、黒田、金村以外のWEW所属選手はどうなるんだろうなあ。

第3試合 新宿鮫×石川雄規
チョコさんの代打という形で鮫の登場。石川はなんか自分とこの宣伝ばっかでなあ、という感じ。試合はバトラーツルールなので鮫さんに勝ち目はないよね。とはいえ結構いいのを入れていたので、鮫さんももうちょっと一発見た目が凄いのがあればなあ。

第4試合 ミスター雁之助×GENTARO
どうも余りの選手で組みましたよ的カード。GAN×GENてこと?(違
ウェイト、パワー、キャリア全部上回っている雁之助に大してGENTAROのトラースキックの奇襲でスタート。長州式サソリ固めに対してシャープシューターなど見せ場も作ったが、ファイヤーサンダーに敗れる。

ここで休憩。えだなおみがグッズ紹介など。えだちゃんも今後はどうなるのか。プロレスとまったく関わりのないところには行って欲しくないな。

第5試合 BADBOY非道TAKAみちのく×伊東竜二関本大介
セミの定番、非道のデスマッチ。まだ伊藤のデスマッチベルトのストーリー引っ張ってるのか。
伊東の持ってきた有刺鉄線バットを奪って暴れまくる非道。うーん、なかなか貫禄ついてきたもんだ。今日はテーブルマッチということで最後は机上でのパイルドライバーでピン。4・29の大日本でタイトルマッチになるとのこと。

メインイベント 黒田哲弘×金村キンタロー&邪道&外道
邪外は久々に見たけどいい体になってるな。セコンドに竹村も来ていた、ちょっとでも絡んでくれるといいのに。
このカードを見た瞬間「ああ、途中で田中と義人が乱入して6人タッグになるんだろう」と思っていたわけだけど、結局そういう結果にはならなかった。
久々のTNRとしての凱旋。金村と組むのはいつ以来になるのだろうという邪外は少しも感傷的にも、お祭り的にもならず徹底的に憎々しげなヒールを貫いて見せた。黒田も頑張って見せたけど、さすがに孤立無援では勝負はついている。最後は金村の2発目の爆YAMAを返せなかった。
金村はもう関わる気がないというように「破壊王とでもZERO-ONEとでもやってろ」と言い放つとたいしたアピールもせずに退場。そのあとの黒田の必死のマイクには泣けた。
「川崎ではオヤジと一騎打ち……と言いたいところだけど、それで客が入るか。」
「冬木軍は5・5で終わりだけど、必ずお金を集めてここでまた興行をやる。」
素のままの言葉だったんだろうな。胸がつまる思い。

あとは5・5の一回を残すのみ。願わくばみんなが望む締めかたをして欲しい。終わりじゃなくて締め。第2幕がいつかあるように。