新OVAシリーズ

先週から風邪をひいてしまい、退屈しのぎに放置していたタイラーのDVD-BOX2を一気に見た。
その流れでDVD-BOX3にも着手。今まで見たことの無かった新OVAシリーズを見ることにしたのだけれど……。なんだこれ。
前作の特別編「ひとりぼっちの戦争」でつかの間の平和が訪れたなか、そよかぜのクルーやアザリンは……という展開のようなのだが、どうも内容が変に芸術でも気取ったような感じな上に設定的にもおかしくてとりあえず2話まで見て中断。キャラデザがすっぱり変わってしまったのもなあ。
第1話「16歳の法則」
原作では3冊かけたアシュランを名前だけ流用してアザリンのおセンチ話に。大体アシュラン公国なら皇帝ではなくて大公じゃないのか? もしかして皇国? それにアザリンはこの時点でもっと皇帝として成長してないと……。なにより顔が変わってしまったためにいくら笠原弘子が好きでも萌えられないのが最悪。
第2話「サムライ危機一髪」
調子に乗った馬鹿なテストパイロットが暴走した挙げ句に全ての尻拭いをコジローがする話。まず宇宙戦闘機のテストを地上基地から発射させる理由がまったく理解不能。今までの震龍は宇宙戦艦からの発進のみだったけど、単独大気圏離脱、再突入能力が戦闘機に必要なのか? 命令違反で勝手に試験機で敵偵察部隊に突っ込んだムサシにはまったくのペナルティなし。基地の司令も「あのそよかぜのクルーだから」を繰り返すのみで説得力無し。「そのそよかぜのクルー」にここまでの命の危険を与えたんだろうに。ある意味タイラーを越えた責任回避能力か。大気圏突入時にはコックピット内のマスコットが一瞬にして燃え尽きるほどの損傷を受けていたのに、降りたときにコジローにはほんの火傷のみ。しかも火の中から出てくる前にヘルメット外して意味ないだろう。
とまあツッコミどころ満載過ぎて馬鹿負け。3話目以降見るのをためらうなあ。これなら他に見るべきモノが山ほどありそうだ。